【オールシーズン40着を達成】無理なく服を減らすコツ
こんにちは、着回しコーディネーターのHIROMIです。
かつては狭い部屋に120着以上の服を抱えて、収納や管理に四苦八苦していた私。
そこから徐々に取捨選択を繰り返し、ここ1年はオールシーズン60着前後で落ち着いていました。そこから更に、昨年末から断捨離を決行。そして今回、手持ちの服が40着にまで減りました。
ということで、長年服を減らせなかった私がここまでワードローブを整理できた方法を、ここで改めて整理してみようと思います。同じように服を減らしたいとお考えの方に、何かヒントをお届けできたら嬉しいです。
まずは手に入れたい未来をイメージしてみる

「服を減らしたい」
あなたがそう思ったのには、何かきっかけがあるはず。
どうやって減らすかを考える前に、なぜ減らしたいのか?を明確にしておきましょう。
服が好きな方であれば、リバウンドの可能性と常に隣り合わせ。ちょっと気を抜くとすぐにまた服が欲しくなり、元の枚数に逆戻りしてしまいかねません。
あなたが服を減らしたいのはなぜですか?服を減らすことで、手に入れたい未来はどんなものでしょうか。
✓ぎゅうぎゅう詰めのクローゼットをもう見たくない。
✓衣替えの手間や毎朝着る服が決まらなくてイライラするストレスから解放されたい。
✓買っても着なかった服を見て後悔するのはもうおしまいにしたい。
✓服について考える時間よりも仕事や家族との時間を優先したい。
これらは私が服を減らしたいと思った理由です。あなたの場合はどうでしょうか。
こんな風に、服を減らすことで手放したいことや手に入れたいメリットを挙げてみましょう。自分のモチベーションがどこにあるのかをしっかり自覚しておくことで、最後までやりきることができますよ。
現在の枚数をアイテム別に見える化する
続いて、私が必ずやるのが、アイテム別枚数カウント。
メモや手帳に、アウター、スカート、パンツ、ワンピース…とカテゴリーをリストアップし、それぞれどんな色や柄でカテゴリーごとに何枚持っているか書き出します。
一覧にして眺めてみると、自分が集めてしまいがちなアイテムが見えてきたり、最近着ていないアイテムに気づいたりと、ワードローブの全体像を掴みやすくなります。
リストを眺めながら、手放しても良さそうな服がどれだけあるか、ざっと目星をつけていきましょう。
自分が手持ちの服をどの程度把握できていたかも明らかになるので、次に紹介する適正量を機決めるというステップにも役立ちますよ^^
自分にとっての適正量を決める
次に、自分にとっての適正量を決めてみましょう。
適正量というのは、自分が管理できる量のことです。
私の場合、4段チェストと自室の小さめのクローゼットに、自分と息子の服を収納しています。40着の普段着の他、ここにはスーツやブラックフォーマル、バッグやストール、タオルハンカチやインナー類なども保管しています。
息子の成長に伴って、子ども服はサイズアップし枚数も徐々に増えることがわかっているので、この収納スペースに今後も余裕をもって全て収まるように常に調整が必要です。
まずは特に嵩張るニット類を、引き出しがスムーズに開け閉めできる枚数だけしか持たないことに決めました。
また衣替えをせず常に手持ちの服が全て目で見て把握できる状態を目指したかったので、トータル50着程度までに抑えることをイメージしました。
服の適正量は人それぞれです。収納スペースにも左右されますし、ライフスタイルによっても必要枚数は大きく変わります。これについては過去の記事でも目安をご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
服を手放す基準をリストアップし、選別する
さて、ゴールがイメージできてきたら、いよいよ服を選別する作業に取り掛かります。
どの服を残し、どの服を手放すのか、その基準はあなたが決めなくてはいけません。
どんな服は手放すのか、選別の基準を設けていきましょう。
私の場合は、
①明らかに生地がヨレていたり、落ちない汚れがあったりして生地が傷んでいる
②今のライフスタイルでは着る機会がなくなってしまった
③今の自分の年齢や雰囲気に合わなくなった
この3つに当てはまるものは手放すことにしました。
目指すゴールが決まっていれば、手放す基準もそれに準じて決められると思います。自分なりの基準に従って、服を選別していきましょう。
「似合わない服は手放したい。本当に好きで似合う服だけを残したい」という方でしたら、全身鏡の前で一度着てみるとか、あえてその服を着て出かけみるなどして、自分の感覚で見極めていくのもお勧めです。
決めきれない服は保留BOXで寝かせてみる

いざ服の選別作業を始めてみると、どうしても決断できない服が出てくることがあります。
そんな時は保留BOXを用意して、一旦保留にしておきます。
その服をなかったことにしてしばらく過ごしてみると、保留にしたことも忘れてしまったり、覚えてはいるけどなくても特に不便を感じなかったりして、本当にその服を手放してもいいかどうかがわかります。
過去の経験を思い返してみても、一度手放してしまうと昔どんな服を持っていたか覚えていないことがほとんど。
案外、私たちが記憶して管理できるモノの数ってそれほど多くないんですよね。
お金を払って手に入れた服。多かれ少なかれ誰にでも執着心はあるものです。保留BOXで一度寝かせてみることで、「目に入らなければ忘れてしまう程度の服なんだ」と気づくことができれば、そうした執着心が薄らいで冷静な頭で手放すかどうか決断しやすくなりますよ。
無理な断捨離はかえってストレスになるので、多少時間がかかっても納得のいく選別ができるようじっくり進めていきましょう。
服を減らして、頭も心もクローゼットもスッキリシンプルに
私も40着にまで服を減らしてきて、暮らしがずいぶんとシンプルになりました。
かつては服が好きで、買い物が好きだった私。
それでも、自分の部屋が服で溢れ、クローゼットがごちゃっとしているのが目に入ると、徐々にストレスを感じるようになっていきました。
20代の頃は雑誌やネット通販サイトで端から端まで情報収集して、次はどんな服を買おうか、どんなコーディネートをしようかと考えることも楽しみのうちだったのですが、年々その時間が惜しくなり、更には「買おうか買うまいか」「捨てようか捨てまいか」と服のことで悩むことに嫌気がさすように…。
そのことを自覚した時、「ああ、私はようやく、自分に満足できるところまで来れたんだな」と思ったのです。
子どもの頃から容姿に自信がなく、外見コンプレックスに苦しんできた私にとって、お洒落をすることは鎧を被って自分を少しでも良く見せるために欠かせない手段でした。周りに見栄を張って、毎月無理をしてでも新しい服を買っては着て、失敗もたくさんして、たくさんの服を手放してきて。
随分無駄の多い遠回りな方法でしたが、こうして自分と向き合い続けたことで、ありのままの自分を受け入れることができるようになったのだと思います。もう十分、やり尽くして気が済んだのです。
今はもっと他に、大切にしたい人やことがたくさんあります。
服を減らすメリットはいろいろありますが、総じて言えることは、暮らしがすっきりシンプルになるということ。頭の中も心の状態も、クローゼットも余白のある状態にすることができます。
この余白こそ、毎日をなるべく機嫌良く過ごしていくために欠かせないものになります。あなたもぜひ服を減らして、より良い毎日を手に入れてくださいね。
あなたの服の手放しの参考になれば嬉しいです。
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