2023-02-12

ママだっておしゃれしたい。子育てをしながら自分を大切にする方法

こんにちは、着回しコーディネーターのHIROMIです。

「小さな子どもがいて、自分の身なりに構っていられない。インスタで見かけるおしゃれなママたちみたいにキラキラするなんてムリ。だけど本当は、私だってもう少しおしゃれしたい…」

そんなお母さんのあなたへ、毎日育児お疲れ様です。

子どもの健康と安全を今日も守ったあなたは、素晴らしいです!

でも、育児という大仕事の傍ら、自分のための時間をほとんど取れなくて、ふと虚しさを感じる瞬間だってありますよね。

その気持ち、私にもよくわかります。

今日はそんなお母さんのあなたに向けて、自分のことも大切にしてほしいという気持ちを込めて、私なりにワンオペ子育てを経験してみて思うことを書いてみようと思います。

「自分のことは後周し」母業のリアル

私には今、0歳の男の子がいます。

健康な体で元気に生まれてきてくれた息子は、もうすぐお座りもできそうかな、というところ。腕の中にすっぽり収まるほど小さかったはずなのに、今やずっしりと重くなり、ムチムチと貫禄のある姿になりました。笑

初めての子育ては、わからないことだらけ。しかも、月齢が進むほど、離乳食の用意や歯磨き、ズリバイやお座りの練習などやることも増えていきます。

体力もついてくるのでお昼寝の時間もどんどん短くなりますし、一度は朝までぐっすり寝てくれるようになったものの、5カ月の頃から夜泣きが復活。昼も夜もなくつきっきりの毎日です。

一度ぐずってしまうとヒートアップしてしまうので、赤ちゃんが泣けば基本的には待ったなし。自分の気分やタイミングで行動することはまず困難になりました。

完全母乳育児なので、いつでも授乳ができるようにと、被るタイプのワンピースは封印。よだれだらけになるので家の中ではガシガシ洗える服か、パジャマで一日を過ごすこともあります。外出もフラットシューズかスニーカーしか履かなくなりました。

私は毛量が多くて広がりやすいので産後もロングヘアを維持しているのですが、息子の顔にかかったり、引っ張られたりするので髪を下ろしておくことができません。お風呂あがりはさっと濡れた髪をお団子にして、まず息子のお世話。その後も離乳食、夕食の支度とやることが続くので、ドライヤーをかけるのは何時間も後になります。おまけに夜間も授乳があるので、髪は結びっ放し、メガネもかけっぱなし。ヘアサロンできれいにしてもらっても、最低あと1年近くはこの生活が続くので、髪のダメージは避けられません。

日中、せめて着替えくらいはするものの、メイクをしたり髪を巻いたりするのは至難の業。そういう時に限って泣いて呼ばれたりするので、いつも急かされるようにして最低限のアラを隠しておしまいにしてしまっています。汗 

ボサボサの髪と血色のないスッピンの顔、汚れてもいい服。鏡に映るそんな自分の姿を見て、悲しい気持ちになったのは一度や二度ではありません。

育児に明け暮れる日々は、私自身もキラキラとは程遠い暮らしです。

変えられることだけに、意識を向けてみる

とはいえ、独身時代の楽しみと引き換えに、かけがえのない時間を過ごしていることもまた事実なんですよね。

実際に息子を出産してみて、人生の中で自分の子どもに出会えるということがどれほど神秘的で感動的なことなのかをようやく知ることとなりました。

出産や育児の過酷な側面ばかりを見て二の足を踏んでいるところがあった私ですが、痛みを乗り越えて対面した我が子は本当に愛おしくて、息子との関わりを通して人生をもう一度味わい直しているような感覚です。

笑顔を見せてくれるようになった。おもちゃをしっかり握れるようになった。ごはんを食べれるようになった。そんな成長の瞬間1つ1つを日々見ることができる喜びは、やはり何にも代えられません。

そう感じたからこそ、毎日なるべく機嫌良く笑顔でいたい。大らかな気持ちで息子に関われる自分でいたいと思うようになりました。

では、日々自分の機嫌をとるためにはどうするのか?

それはシンプルに、「今自分が変えられること」にフォーカスすることだと思っています。自分の機嫌は自分でとるもの。赤ちゃんの機嫌やお世話のルーティンは変えられませんが、自分の意思で時間の使い方を工夫したり、優先順位を入れ替えたりしながら変えていける部分に集中するのです。

例えば、家事の中で「やらないこと」を決める。

1日の過ごし方の中で「やめること」を決める。

その上で、比較的静かな朝のうちにまず自分の身支度をしてしまう。

そんな風に、あれもこれも完璧を目指さないで、本当に重要なことを明確にして、日々の行動に落とし込んでいくんです。

私自身、元々完璧主義なので、いい意味でやりきれないことは潔く「諦める」力をつけている最中。試行錯誤しているところです。なのでうまくいかない日もたくさんあります。

気持ちがいっぱいいっぱいになってしまったら、「今自分が変えられることは何か?」という視点に立ってみてくださいね。

選択肢を少なくすることで、決断疲れを減らす

時間の使い方を変えていく中で、タスクだけでなく持ち物を減らしていくこともとても有効だと感じています。

私たちは選択肢が7つ以上用意されるとかえって選べなくなると言われていますが、多すぎる選択肢をもう悩む余地がないくらいぎゅっと少なくしてしまえば、そこにかける時間も思考のためのエネルギーも削減できますよね。

「今日は何を着ようか」「今日は何を食べようか」と悩むのは幸せなことでもありますが、選択肢が多くて決められない状態は時にものすごくストレスになります。

この「決断疲れ」自体を手放すことが、毎日を少しでも機嫌良く過ごす上で大切になると思うんです。

あなたの今のクローゼットは、着ていない服でいっぱいになっていませんか?

あなたのメイクポーチの中身は、使っていないコスメで溢れかえっていませんか?

限られた時間の中で少しでも自分を大切に扱ってあげるために、ぜひ持ち物の見直しもしてみてくださいね。

身支度に使うアイテムたちが、いつもワンアクションで手に取れる場所にゆったりと並んでいる。必要なものがひと目で見渡せる。そんな状態を目指して、私も日々持ち物の点検を続けています。

「ママなのに」という罪悪感で、自分を犠牲にしないで

小さな子どもがいるのにおしゃれがしたいなんて、子どもより自分を優先する思考に罪悪感を感じることはありませんか?

もしくは、周りの方からそんな言葉をかけられたことはないでしょうか。

私は、お母さんがいつもご機嫌でいることが、何よりも家庭を明るくすると思っています。自己犠牲の上に成り立つ育児は、親子の笑顔を減らしてしまうと思うのです。

なので、自分が犠牲になるのは当たり前とか、仕方ないことだという考えで、どうか自分を縛らないでくださいね。

おしゃれをしなくても死ぬわけではないですが、私たち女性にとっておしゃれは心の栄養です。服やヘアメイクで自分をきれいにすることは、ダイレクトに「自分を大切に扱っている」という感覚と繋がります。

なくても構わないものだからこそ後回しにしがちですが、全くなくなれば自己肯定感が下がったり、物事に投げやりになったり、些細なことでイライラするようになったりして、結局自分にも家族にも良くない影響を与えてしまうかもしれません。

自分が満たされていなければ、私たちは誰のことも満たしてあげられないんです。だからこそ、今同じように子育てに奮闘しているお母さんのあなたにも、おしゃれを諦めないでほしいと思います。

使える時間はわずかだったとしても、できる時に・できることを・自分がしたいと思えるだけやってみる。自分のためのおしゃれなのですから、まずはそれで充分です。

条件はさておき、自分がこうしたい!という思いをしっかりと受け止めて、少しずつ日々の中で行動に移していきましょうね。

もちろん、パートナーや両親など、手を借りることができる人が身近にいるのなら、積極的に頼ることも大切です。私も現在進行形で自分も子どもも旦那さんも心地よい暮らしを模索中なので、また何か気づきがあればシェアしていきたいと思います^^

ご提供中のサービスはこちら

関連記事