パーソナルカラー診断は受けても意味がない?
こんにちは、HIROMIです。
「パーソナルカラー診断」
いろいろなところで耳にするようになりましたよね。診断イベントやネットの簡易診断ツールも急激に増え、今ではユニクロやベイクルーズなど大手のアパレル企業や百貨店も大々的に活用するようになりました。
SNSでも「ブルべ夏」「イエベ春」といった特殊なワードが当たり前のようにあちこちで飛び交っていて、中には「占いみたいでうさんくさい」「受けても意味ないよ」と抵抗を感じる方もいるようです。汗
そこで今日は、パーソナルカラーを良く知らない方や、ちょっと興味があるよ、という方へ、改めてパーソナルカラーとはどんなものなのか?本当に受けても意味がないものなのか?というお話をしようと思います。
パーソナルカラーとは?
そもそも、パーソナルカラーとは何なのでしょうか。
パーソナルカラーは、あなたの瞳や髪の色、肌の色に最も調和する色のこと。年齢を重ねても変化することはありません。
調和する、というところがポイントです。本人よりも着ている服の色やリップの色が目立っている人を、あなたも一度は見たことがあると思います。色が体に調和するとはその逆で、身につけている色が悪目立ちすることなくあなたに馴染んで、身につけているあなた自身が美しく健康的に見えるようにさりげなく寄り添ってくれる色。それがパーソナルカラーです。
「似合っている」という言葉にはいろいろな意味合いがありますが、パーソナルカラーの世界では、その人のイメージに合っている、というよりも、その人のボディカラーに調和している、という観点から「似合う色」を導き出していきます。
なので、ファッションやメイク、ヘアカラーやネイルカラーなどで自分のパーソナルカラーを身につけると、肌がワントーン明るくツヤっとして見えたり、瞳がキラッと輝いて見えたり、血色感や透明感が増して自然と若々しく見えたりと、色の効果で様々な外見上のメリットを得ることができるんです。
私がパーソナルカラー診断に出会ったのは7年前。
診断技術を学んだのは5年ほど前になります。
当時はまだ、パーソナルカラー診断は知る人ぞ知る、くらいのものでした。
ここ数年で一気に知名度が上がりましたが、実は最近出てきた流行りものではありません。
パーソナルカラーという概念が海外から日本に入ってきたのは、更にもっと昔の1980年代。以外と古くからあるものなんですね。
様々な色を特色ごとに大きく4つのグループに分けて、どのグループの色を身につけるとその人が最も好印象に見えるのか?を、ドレーピングというお顔の下でたくさんの色の布を当て比べる技術で絞り込んでいくのがパーソナルカラー診断。
占いのようなものではなく、ある色から別の色へとドレープが入れ替わる瞬間の顔映りの変化を繰り返し目で見て確認しながら、その方がより魅力的に見える色はどれかを割り出していきます。
パーソナルカラーの活用メリット
自分のパーソナルカラーを身につけるメリットをもう一度整理すると、
・血色感が増したり、透明感が出たりして、顔色がワントーン明るくなる
・肌艶が良く見え、クマなどの肌トラブルが目立ちにくくなる
・目ヂカラがアップして、瞳が輝いて見える
・鼻筋やフェイスラインが引き上がって小顔に見える
・ファッションやメイクに統一感が生まれて第一印象が良くなる
などがあります。
そもそも、自分が身につける色は単にその時の気分や好みなど、感覚に頼って選ぶことがほとんどですよね。そうなると、時には気に入って買ったはずの服やコスメがいまいち似合わず結局無駄になってしまったり、苦手な色で顔色がくすんで「今日疲れてる?」なんて誤解されてしまったり、あれ?と思うような出来事を経験することも。
パーソナルカラー診断は、そうした感覚的な色選びに判断の根拠を与えてくれるツールなので、診断を受けることで自分で似合う色を選びやすくなる、好みをとるか似合うを取るか、目的に応じて色を選ぶ時により満足度の高い選択ができるようになる、ということ自体も1つのメリットと言えます。
全く何もヒントのないまま色選びをするのに比べると、得られるメリットは多く、決して無意味なものではないのです。
パーソナルカラー診断にご興味があれば、こうしたメリットを知った上で、ぜひ診断の中で体感してみていただきたいと思います。普段のお買い物では一度に何色も試着することはないので、ドレーピング体験はきっといろいろな発見があって面白いと思いますよ^^
パーソナルカラー診断をお勧めするのはこんな人
メリットのお話ばかりしてきましたが、デメリットはあるのでしょうか。
診断を受けてデメリットを感じた方からは、
「似合うと言われた色以外選べなくなって、おしゃれがつまらなくなった」
「診断を受けても、結局自分では似合う色を選べないから意味がない」
といった声が聞かれます。
まず、パーソナルカラー診断は、「この色しか身につけないでください」とあなたを制限するものでも、おしゃれを難しくするものでもありません。
「もっと自分らしくおしゃれを楽しみたい」
「第一印象を良くしたい」
など、個々の目的に応じて使いこなしていただくツールの1つです。
具体的な情報を入れることでかえって枠にハマってしまいやすいと感じる方は、あえて受けない方が良いかもしれません。納得のいく完璧な答えを探し求めていくつもサロンを渡り歩いたり、より細分化されたメソッドでの診断を追求してサロンジプシーになられる方もいらっしゃるようですが、分析自体を楽しんでいるのでなければ本末転倒ですからね。汗
また、診断では似合う色を知ることはできますが、似合う色を自分で見分ける力はすぐに身につくものではありあせん。
私たちアナリストも、はじめはどれがイエローベースでどれがブルーベースなのか見分けるところから、たくさん経験を積んで目を肥やしてきています。
実生活で手に取る服やコスメの色は、必ずしもパーソナルカラーの見本通りとはいかないことも多く、常に厳密な正解を追求することは難しいです。
診断を受けたら、アナリストから色の見分け方について噛み砕いたレクチャーを受けたり、色見本と実物を見比べたりしながら、自分に似合う色にはどんな特徴があるのか?をまず頭に入れてお買い物をするように心がけてみてくださいね。自分にしっくりくる色に必要な要素や最低条件さえ押さえておけば、色選びで後悔することはぐっと減るはずです。
ということで、パーソナルカラー診断をお勧めするのは、主にこのような方です。
・色について強いこだわりがなく、自分の好みがよくわからないためにいつも色選びに迷ってしまう方
・好きな色が似合わないと感じるなど、色選びのモヤモヤの理由を解消したい方
・仕事やプライベートで第一印象を良くしたい具体的な目的がある方
・おしゃれに探求心があり、自分らしいスタイルを模索するヒントにしたい方
・逆に色選びにかけるエネルギーを削減して、選択肢をシンプルにしてしまいたい方
・年齢と共に好みよりも似合うものを優先したおしゃれをしたいと思うようになられた方
これまで色選びはとても感覚的・抽象的なもので、多くの人にとって似合う色をロジカルに説明することは難しいと思われてきました。パーソナルカラーの理論はそんな感覚頼みな色選びに1つの視点を与えてくれる、ユニークなメソッドです。
色には色彩心理効果もありますし、ファッションやコスメに落とし込んだ場合、素材やテクスチャーによっても更に印象が変わります。似合う色を見極めるのには慣れも必要ですし、選んだ色を組み合わせてセンスよくコーディネートするのにもやはり実践経験を積む必要があります。
似合う色を知るのは、おしゃれを楽しんだり、自己演出したりするためのいわば入り口。
あなたはどんな目的でパーソナルカラー診断を受けたいですか?
診断を受けたら、それを活かしてどうなりたいですか?
まずはそうしたあなたの望む未来や目的を思い浮かべて、そこに向かっていくために適宜パーソナルカラーを取り入れてみてくださいね。
あなたの似合う色・素材・デザインがわかるパーソナルカラー診断・骨格診断のパッケージプランの他、あなたのワードローブの整理・構築をお手伝いする各種メニューもご用意しています。
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